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組織階層情報メンテナンスツール(コマンド)

組織階層情報メンテナンスツール(以下「メンテナンスツール」と表示します)を使用する際の、CUI(コマンド)操作について説明します。
メンテナンスツールの詳細とGUI操作については「組織階層情報メンテナンスツール」をご参照ください。

メンテナンスツールの使い方

メンテナンスツールを使用する際のコマンド操作について説明します。

CSVに関する機能

CSV形式のファイルからインポートやエクスポートを行うことで、部署およびアドレス情報の復元処理や手動での情報更新、削除、作成ができます。
GUI操作については、「組織階層情報メンテナンスツール」の「CSVに関する機能」をご参照ください。

コマンド実行

CSVインポート・エクスポートをコマンドラインから実行します。
利用グループのCSVインポート・エクスポートについては、「利用グループに関する機能」をご参照ください。
※パラメータオプション(引数)については、「階層情報・アドレス情報のCSVインポート・エクスポート」をご参照ください。

・ 接続設定

インポート・エクスポートツールの設定ファイル(HABImportExPortTool.exe.config)をテキストエディタで開き、サービスURL、ログファイルの出力先、サービスの認証方法を指定します。

  • ファイルパス(既定インストールの場合)
    C:¥Program Files (x86)¥bbsystem¥HierarchicalAddressBookMaintenanceTool

キー名[key] 記入例[value] 説明
SerivceURL https://www.addresslook.net/oauth/ サービスURLを指定します。
LogPath C:¥Logs¥bbshabcsv.log ログファイルの出力先を指定します。
Proxy_Use 1 AddressLookサーバーへのアクセスに認証Proxyを利用するか指定します。
1:認証Proxyを利用する
0:認証Proxyを利用しない
RetryCount 3 リトライ回数を設定します。
変更の必要はありません。
RetryInterval 2000 リトライまでの秒数を設定します。
変更の必要はありません。
ida:Tenant DomainName.co.jp コマンド実行時に指定する管理者ユーザーのドメイン名を指定します。
ida:ClientId 0e641427-1aba-47c5-a5ac-99890cfa1b7c Microsoft 365への接続設定を指定します。
変更の必要はありません。
ida:AADInstance https://login.microsoftonline.com/{0} Microsoft 365への接続設定を指定します。
変更の必要はありません。
ida:CertPath C:¥Program Files (x86)¥bbsystem¥HierarchicalAddressBookMaintenanceTool
¥AddressLookConsoleCert.pfx
証明書の配置パスを指定します。
コンソール表示なしのコマンドを実行する場合に、設定が必要です。
※ 証明書ファイルは、AddressLook Webサイトからダウンロードできます。

※以下の項目は「Proxy_Use」にて「1:認証Proxyを利用する」とした場合のみ指定します。

キー名[key] 記入例[value] 説明
Proxy_Address proxyserver.domain.jp プロキシサーバーのアドレスを指定します。
省略した場合、設定を自動的に検出します。
Proxy_Port 8080 プロキシサーバーのアドレスを指定した場合に、ポートを指定します。
Proxy_Authentication 1 プロキシサーバーの認証方式を指定します。
1:認証なし
3:認証情報を指定する
Proxy_UserName Domain¥username 認証方式が「3:認証情報を指定する」の場合、使用するユーザーIDを指定します。
Proxy_Password password 認証方式が「3:認証情報を指定する」の場合、使用するパスワードを指定します。


コンソール表示なしのツールを実行する場合、メンテンナンスツールの接続情報を一部利用するため、「組織階層情報メンテナンスツール」の「初期設定」の手順を予め実行する必要があります。
また、コンソール表示なしのツールを実行する場合、テナントの指定を行う必要があります。
インストールフォルダを開き、以下3つのConfigファイルに対して設定を行います。

設定するConfigファイル:

  • HABAddressBookGroupImportToolNoConsole.exe.config
  • HABImportExPortToolNoConsole.exe.config
  • HABAddressBookOnOffChgToolNoConsole.exe.config

それぞれのファイルの「key="ida:Tenant"」の「value」の値にテナントIDまたはテナントのドメイン名を指定します。
値の確認方法につきましては、Microsoft社の公式情報をご参照ください。
テナント ID とプライマリ ドメイン名を確認する

・ CSVインポート実行コマンド

インポート・エクスポートツールの設定ファイルを確認後、以下の手順を実施します。

  1. コマンドプロンプトを起動します。
  2. 以下のコマンドを実行します。
    1
    cd C:\Program Files (x86)\bbsystem\HierarchicalAddressBookMaintenanceTool
    
  3. 以下のコマンドを実行します。

    ・引数に登録先アドレス帳を指定しない場合

    コンソール表示ありの場合

    1
    2
    HABImportExPortTool.exe /I /F [CSVファイルパス]
    例:HABImportExPortTool.exe /I /F C:\data\Import20140601.csv
    

    コンソール表示なしの場合

    1
    2
    cmd.exe /C HABImportExPortToolNoConsole.exe /I /F [CSVファイルパス] /U [管理者ユーザーのメールアドレス]
    例:cmd.exe /C HABImportExPortToolNoConsole.exe /I /F C:\data\Import20140601.csv /U AdminUser@DomainName.co.jp
    

    Note

    CSVファイル内に[AddressBookCode]指定がない場合は、「デフォルト」アドレス帳に登録されます。
    CSVファイル内に[AddressBookCode]指定がある場合は、各アドレスデータは該当のアドレス帳に登録されます。


    ・引数に登録先アドレス帳を指定する場合

    コンソール表示ありの場合

    1
    2
    HABImportExPortTool.exe /I /F [CSVファイルパス] /addressbookcode [アドレス帳コード]
    例:HABImportExPortTool.exe /I /F C:\data\Import20140601.csv /addressbookcode Tokyo
    

    コンソール表示なしの場合

    1
    2
    cmd.exe /C HABImportExPortToolNoConsole.exe /I /F [CSVファイルパス] /addressbookcode [アドレス帳コード] /U [管理者ユーザーのメールアドレス]
    例:cmd.exe /C HABImportExPortToolNoConsole.exe /I /F C:\data\Import20140601.csv /addressbookcode Tokyo /U AdminUser@DomainName.co.jp
    

    Note

    引数にアドレス帳を指定する場合は、CSVファイル内の[AddressBookCode]列は削除してください。


  4. 以下のコマンドを実行し、戻り値を確認します。

    1
    echo %ERRORLEVEL%
    

    戻り値 説明
    0 インポートの実行に成功しました。
    1 実行時にエラーが発生しています。
    ※エラーの詳細は、出力されたログの内容を確認してください。 


・ CSVエクスポート実行コマンド

インポート・エクスポートツールの設定ファイルを確認後、以下の手順を実施します。

  1. コマンドプロンプトを起動します。
  2. 以下のコマンドを実行します。
    1
    cd C:\Program Files (x86)\bbsystem\HierarchicalAddressBookMaintenanceTool
    
  3. 以下のコマンドを実行します。

    ・引数に出力するアドレス帳を指定しない場合

    コンソール表示ありの場合

    1
    2
    HABImportExPortTool.exe /E /F [CSVファイルパス]
    例:HABImportExPortTool.exe /E /F C:\data\Export20140601.csv
    

    コンソール表示なしの場合

    1
    2
    cmd.exe /C HABImportExPortToolNoConsole.exe /E /F [CSVファイルパス] /U [管理者ユーザーのメールアドレス]
    例:cmd.exe /C HABImportExPortToolNoConsole.exe /E /F C:\data\Export20140601.csv /U AdminUser@DomainName.co.jp
    

    Note

    [AddressBookCode]列を含むすべてのアドレスデータを出力します。


    ・引数に出力するアドレス帳を指定する場合

    コンソール表示ありの場合

    1
    2
    HABImportExPortTool.exe /E /F [CSVファイルパス] /addressbookcode [アドレス帳コード]
    例:HABImportExPortTool.exe /E /F C:\data\Export20140601.csv /addressbookcode Tokyo
    

    コンソール表示なしの場合

    1
    2
    cmd.exe /C HABImportExPortToolNoConsole.exe /E /F [CSVファイルパス] /addressbookcode [アドレス帳コード] /U [管理者ユーザーのメールアドレス]
    例:cmd.exe /C HABImportExPortToolNoConsole.exe /E /F C:\data\Export20140601.csv /addressbookcode Tokyo /U AdminUser@DomainName.co.jp
    

    Note

    出力されるCSVファイルには[AddressBookCode]列を含みません。


  4. 以下のコマンドを実行し、戻り値を確認します。

    1
    echo %ERRORLEVEL%
    

    戻り値 説明
    0 エクスポートの実行に成功しました。
    1 実行時にエラーが発生しています。
    ※エラーの詳細は、出力されたログの内容を確認してください。 


・ アドレス帳情報の一括削除実行コマンド

指定したアドレス帳に紐づくすべての階層情報・アドレス情報を削除します。
※アドレス帳自体は削除されません。
設定ファイルを確認後、以下の手順を実施します。

  1. コマンドプロンプトを起動します。
  2. 以下のコマンドを実行します。
    1
    cd C:\Program Files (x86)\bbsystem\HierarchicalAddressBookMaintenanceTool
    
  3. 以下のコマンドを実行します。

    ・一括削除コマンド

    コンソール表示ありの場合

    1
    2
    HABImportExPortTool.exe /DROP /addressbookcode [アドレス帳コード]
    例:HABImportExPortTool.exe /DROP /addressbookcode Tokyo
    

    コンソール表示なしの場合

    1
    2
    cmd.exe /C HABImportExPortToolNoConsole.exe /DROP /addressbookcode [アドレス帳コード] /U [管理者ユーザーのメールアドレス]
    例:cmd.exe /C HABImportExPortToolNoConsole.exe /DROP /addressbookcode Tokyo /U AdminUser@DomainName.co.jp
    

    Note

    「デフォルト」アドレス帳のアドレス帳コードは「00000000000000000000」です。
    コマンド例:HABImportExPortTool.exe /DROP /addressbookcode 00000000000000000000


  4. 以下のコマンドを実行し、戻り値を確認します。

    1
    echo %ERRORLEVEL%
    

    戻り値 説明
    0 削除の実行に成功しました。
    1 実行時にエラーが発生しています。
    ※エラーの詳細は、出力されたログの内容を確認してください。 


ログ出力

CSVインポート・エクスポートの実行結果に「失敗:○件」と表示された場合、以下のログファイルに詳細なエラーメッセージが出力されます。
※出力先は、コマンドラインの引数(/L)または設定ファイルより変更可能です。

  • 出力場所(コマンドラインより実行した場合)
    C:¥Logs¥bbshabcsv.log

  • エラーログ例
    「2行目 指定されたデータが存在しません。」
    更新対象のアドレスが存在しないため、エラーが発生しました。



Note

データの開始列のログは「0行目」と表示されます。
以降は連番です。


複数アドレス帳に関する機能

複数アドレス帳の一括編集の手順について説明します。
その他の複数アドレス帳に関する機能については「組織階層情報メンテナンスツール」の「複数アドレス帳に関する機能」をご参照ください。

一括編集

コマンドラインから複数アドレス帳の公開/非公開を切り替えることができます。
また、利用ユーザー情報をCSV形式のファイルから一括で編集することも可能です。
※CSVインポート・エクスポートのCSVフォーマットについては、「CSVファイルフォーマット」をご参照ください。

・公開/非公開切り替えツール接続設定

公開/非公開切り替えツールの設定ファイル(HABAddressBookOnOffChgToolNoConsole.exe.config)をテキストエディタで開き、サービスURL、ログファイルの出力先、サービスの認証方法を指定します。

  • ファイルパス(既定インストールの場合)
    C:\Program Files (x86)\bbsystem\HierarchicalAddressBookMaintenanceTool

キー名[key] 記入例[value] 説明
SerivceURL https://www.addresslook.net/oauth/ サービスURLを指定します。
LogPath C:¥Logs¥HABAddressBookGroupImportTool.log ログファイルの出力先を指定します。
Proxy_Use 1 AddressLookサーバーへのアクセスに認証Proxyを利用するか指定します。
1:認証Proxyを利用する
0:認証Proxyを利用しない
RetryCount 3 リトライ回数を設定します。
変更の必要はありません。
RetryInterval 2000 リトライまでの秒数を設定します。
変更の必要はありません。
ida:Tenant DomainName.co.jp コマンド実行時に指定する管理者ユーザーのドメイン名を指定します。
ida:ClientId 0e641427-1aba-47c5-a5ac-99890cfa1b7c Microsoft 365への接続設定を指定します。
変更の必要はありません。
ida:AADInstance https://login.microsoftonline.com/{0} Microsoft 365への接続設定を指定します。
変更の必要はありません。
ida:CertPath C:¥Program Files (x86)¥bbsystem¥HierarchicalAddressBookMaintenanceTool¥
AddressLookConsoleCert.pfx
証明書の配置パスを指定します。
コンソール表示なしのアプリケーションを使用する場合に、設定が必要です。
※ 証明書ファイルは、AddressLook Webサイトからダウンロードできます。

※以下の項目は「Proxy_Use」にて「1:認証Proxyを利用する」とした場合のみ指定します。

キー名[key] 記入例[value] 説明
Proxy_Address proxyserver.domain.jp プロキシサーバーのアドレスを指定します。
省略した場合、設定を自動的に検出します。
Proxy_Port 8080 プロキシサーバーのアドレスを指定した場合に、ポートを指定します。
Proxy_Authentication 2 プロキシサーバーの認証方式を指定します。
1:認証なし
2:現在のユーザーで認証する
3:認証情報を指定する
Proxy_UserName Domain¥username 認証方式が「3:認証情報を指定する」の場合、使用するユーザーIDを指定します。
Proxy_Password password 認証方式が「3:認証情報を指定する」の場合、使用するパスワードを指定します。


コンソール表示なしのツールを実行する場合、メンテンナンスツールの接続情報を一部利用するため、「組織階層情報メンテナンスツール」の「初期設定」の手順を予め実行する必要があります。
また、コンソール表示なしのツールを実行する場合、テナントの指定を行う必要があります。
インストールフォルダを開き、以下3つのConfigファイルに対して設定を行います。

設定するConfigファイル:

  • HABAddressBookGroupImportToolNoConsole.exe.config
  • HABImportExPortToolNoConsole.exe.config
  • HABAddressBookOnOffChgToolNoConsole.exe.config

それぞれのファイルの「key="ida:Tenant"」の「value」の値にテナントIDまたはテナントのドメイン名を指定します。
値の確認方法につきましては、Microsoft社の公式情報をご参照ください。
テナント ID とプライマリ ドメイン名を確認する

・公開/非公開切り替えコマンド

各アドレス帳の判別コード(AddressBookCode)を確認後、以下の手順を実施します。
※パラメータオプション(引数)については、「複数アドレス帳の公開/非公開切り替え」をご参照ください。

  1. コマンドプロンプトを起動します。
  2. 以下のコマンドを実行します。
    1
    cd C:\Program Files (x86)\bbsystem\HierarchicalAddressBookMaintenanceTool
    
  3. 以下のコマンドを実行します。

    ・有効化コマンド

    コンソール表示ありの場合

    1
    2
    HABAddressBookOnOffChgTool.exe /N /C [アドレス帳コード]
    例:HABAddressBookOnOffChgTool.exe /N /C Tokyo
    

    コンソール表示なしの場合

    1
    2
    cmd.exe /C HABAddressBookOnOffChgToolNoConsole.exe /N /C [アドレス帳コード] /U [管理者ユーザーのメールアドレス]
    例:cmd.exe /C HABAddressBookOnOffChgToolNoConsole.exe /N /C Tokyo /U AdminUser@DomainName.co.jp
    

    ・無効化コマンド

    コンソール表示ありの場合

    1
    2
    HABAddressBookOnOffChgTool.exe /F /C [アドレス帳コード]
    例:HABAddressBookOnOffChgTool.exe /F /C Tokyo
    

    コンソール表示なしの場合

    1
    2
    cmd.exe /C HABAddressBookOnOffChgToolNoConsole.exe /F /C [アドレス帳コード] /U [管理者ユーザーのメールアドレス]
    例:cmd.exe /C HABAddressBookOnOffChgToolNoConsole.exe /F /C Tokyo /U AdminUser@DomainName.co.jp
    

    Note

    「デフォルト」アドレス帳のアドレス帳コードは「00000000000000000000」です。
    コマンド例:HABAddressBookOnOffChgTool.exe /N /C 00000000000000000000


利用グループに関する機能

CSV形式のファイルを、コマンドでインポート・エクスポートする手順について説明します。
その他の利用グループに関する機能については、「組織階層情報メンテナンスツール」の「利用グループに関する機能」をご参照ください。

コマンド実行

CSVインポート・エクスポートをコマンドラインから実行します。
※CSVインポート・エクスポートのCSVフォーマットについては、「CSVファイルフォーマット」をご参照ください。
※パラメータオプション(引数)については、「利用グループ情報のCSVインポート・エクスポート」をご参照ください。

・ 接続設定

インポート・エクスポートツールの設定ファイル(HABAddressBookGroupImportTool.exe.config)をテキストエディタで開き、サービスURL、ログファイルの出力先、サービスの認証方法を指定します。

  • ファイルパス(既定インストールの場合)
    C:¥Program Files (x86)¥bbsystem¥HierarchicalAddressBookMaintenanceTool

キー名[key] 記入例[value] 説明
SerivceURL https://www.addresslook.net/oauth/ サービスURLを指定します。
LogPath C:¥Logs¥HABAddressBookGroupImportTool.log ログファイルの出力先を指定します。
Proxy_Use 1 AddressLookサーバーへのアクセスに認証Proxyを利用するか指定します。
1:認証Proxyを利用する
0:認証Proxyを利用しない
RetryCount 3 リトライ回数を設定します。
変更の必要はありません。
RetryInterval 2000 リトライまでの秒数を設定します。
変更の必要はありません。
ida:Tenant DomainName.co.jp コマンド実行時に指定する管理者ユーザーのドメイン名を指定します。
ida:ClientId 0e641427-1aba-47c5-a5ac-99890cfa1b7c Microsoft 365への接続設定を指定します。
変更の必要はありません。
ida:AADInstance https://login.microsoftonline.com/{0} Microsoft 365への接続設定を指定します。
変更の必要はありません。
ida:CertPath C:¥Program Files (x86)¥bbsystem¥HierarchicalAddressBookMaintenanceTool
¥AddressLookConsoleCert.pfx
証明書の配置パスを指定します。
コンソール表示なしのアプリケーションを使用する場合に、設定が必要です。
※ 証明書ファイルは、AddressLook Webサイトからダウンロードできます。

※以下の項目は「Proxy_Use」にて「1:認証Proxyを利用する」とした場合のみ指定します。

キー名[key] 記入例[value] 説明
Proxy_Address proxyserver.domain.jp プロキシサーバーのアドレスを指定します。
省略した場合、設定を自動的に検出します。
Proxy_Port 8080 プロキシサーバーのアドレスを指定した場合に、ポートを指定します。
Proxy_Authentication 1 プロキシサーバーの認証方式を指定します。
1:認証なし
2:現在のユーザーで認証する
3:認証情報を指定する
Proxy_UserName Domain¥username 認証方式が「3:認証情報を指定する」の場合、使用するユーザーIDを指定します。
Proxy_Password password 認証方式が「3:認証情報を指定する」の場合、使用するパスワードを指定します。


コンソール表示なしのツールを実行する場合、メンテンナンスツールの接続情報を一部利用するため、「組織階層情報メンテナンスツール」の「初期設定」の手順を予め実行する必要があります。
また、コンソール表示なしのツールを実行する場合、テナントの指定を行う必要があります。
インストールフォルダを開き、以下3つのConfigファイルに対して設定を行います。

設定するConfigファイル:

  • HABAddressBookGroupImportToolNoConsole.exe.config
  • HABImportExPortToolNoConsole.exe.config
  • HABAddressBookOnOffChgToolNoConsole.exe.config

それぞれのファイルの「key="ida:Tenant"」の「value」の値にテナントIDまたはテナントのドメイン名を指定します。
値の確認方法につきましては、Microsoft社の公式情報をご参照ください。
テナント ID とプライマリ ドメイン名を確認する

・ 利用グループCSVインポート実行コマンド

インポート・エクスポートツールの設定ファイルを確認後、以下の手順を実施します。

  1. コマンドプロンプトを起動します。
  2. 以下のコマンドを実行します。
    1
    cd C:\Program Files (x86)\bbsystem\HierarchicalAddressBookMaintenanceTool
    
  3. 以下のコマンドを実行します。

    コンソール表示ありの場合

    1
    2
    HABAddressBookGroupImportTool.exe /I /F [CSVファイルパス]
    例:HABAddressBookGroupImportTool.exe /I /F C:\data\importGroup.csv
    

    コンソール表示なしの場合

    1
    2
    cmd.exe /C HABAddressBookGroupImportToolNoConsole.exe /I /F [CSVファイルパス] /U [管理者ユーザーのメールアドレス]
    例:cmd.exe /C HABAddressBookGroupImportToolNoConsole.exe /I /F C:\data\importGroup.csv /U AdminUser@DomainName.co.jp
    
  4. 以下のコマンドを実行し、戻り値を確認します。

    1
    echo %ERRORLEVEL%
    

    戻り値 説明
    0 インポートの実行に成功しました。
    1 実行時にエラーが発生しています。
    ※エラーの詳細は、出力されたログの内容を確認してください。 


・ 利用グループCSVエクスポート実行コマンド

インポート・エクスポートツールの設定ファイルを確認後、以下の手順を実施します。

  1. コマンドプロンプトを起動します。
  2. 以下のコマンドを実行します。
    1
    cd C:\Program Files (x86)\bbsystem\HierarchicalAddressBookMaintenanceTool
    
  3. 以下のコマンドを実行します。

    コンソール表示ありの場合

    1
    2
    HABAddressBookGroupImportTool.exe /E /F [CSVファイルパス]
    例:HABAddressBookGroupImportTool.exe /E /F C:\data\exportGroup.csv
    

    コンソール表示なしの場合

    1
    2
    cmd.exe /C HABAddressBookGroupImportToolNoConsole.exe /E /F [CSVファイルパス] /U [管理者ユーザーのメールアドレス]
    例:cmd.exe /C HABAddressBookGroupImportToolNoConsole.exe /E /F C:\data\exportGroup.csv /U AdminUser@DomainName.co.jp
    
  4. 以下のコマンドを実行し、戻り値を確認します。

    1
    echo %ERRORLEVEL%
    

    戻り値 説明
    0 エクスポートの実行に成功しました。
    1 実行時にエラーが発生しています。
    ※エラーの詳細は、出力されたログの内容を確認してください。 


・ 利用グループのユーザー情報CSVインポート実行コマンド

インポート・エクスポートツールの設定ファイルを確認後、以下の手順を実施します。

  1. コマンドプロンプトを起動します。
  2. 以下のコマンドを実行します。
    1
    cd C:\Program Files (x86)\bbsystem\HierarchicalAddressBookMaintenanceTool
    
  3. 以下のコマンドを実行します。

    コンソール表示ありの場合

    1
    2
    HABAddressBookGroupImportTool.exe /UI /F [CSVファイルパス]
    例:HABAddressBookGroupImportTool.exe /UI /F C:\data\importGroupUsers.csv
    

    コンソール表示なしの場合

    1
    2
    cmd.exe /C HABAddressBookGroupImportToolNoConsole.exe /UI /F [CSVファイルパス] /U [管理者ユーザーのメールアドレス]
    例:cmd.exe /C HABAddressBookGroupImportToolNoConsole.exe /UI /F C:\data\importGroupUsers.csv /U AdminUser@DomainName.co.jp
    
  4. 以下のコマンドを実行し、戻り値を確認します。

    1
    echo %ERRORLEVEL%
    

    戻り値 説明
    0 インポートの実行に成功しました。
    1 実行時にエラーが発生しています。
    ※エラーの詳細は、出力されたログの内容を確認してください。 


・ 利用グループのユーザー情報CSVエクスポート実行コマンド

インポート・エクスポートツールの設定ファイルを確認後、以下の手順を実施します。

  1. コマンドプロンプトを起動します。
  2. 以下のコマンドを実行します。
    1
    cd C:\Program Files (x86)\bbsystem\HierarchicalAddressBookMaintenanceTool
    
  3. 以下のコマンドを実行します。

    コンソール表示ありの場合

    1
    2
    HABAddressBookGroupImportTool.exe /UE /F [CSVファイルパス]
    例:HABAddressBookGroupImportTool.exe /UE /F C:\data\exportGroupUsers.csv
    

    コンソール表示なしの場合

    1
    2
    cmd.exe /C HABAddressBookGroupImportToolNoConsole.exe /UE /F [CSVファイルパス] /U [管理者ユーザーのメールアドレス]
    例:cmd.exe /C HABAddressBookGroupImportToolNoConsole.exe /UE /F C:\data\exportGroupUsers.csv /U AdminUser@DomainName.co.jp
    
  4. 以下のコマンドを実行し、戻り値を確認します。

    1
    echo %ERRORLEVEL%
    

    戻り値 説明
    0 エクスポートの実行に成功しました。
    1 実行時にエラーが発生しています。
    ※エラーの詳細は、出力されたログの内容を確認してください。 


エラーログ出力

メンテナンスツールの動作中にエラーが発生した場合、以下のログファイルにエラーメッセージが出力されます。

公開/非公開切り替えコマンド

HABAddressBookOnOffChgTool.exeコマンド実行時のエラーを以下に出力します。
※出力先は、コマンドラインの引数(/L)または設定ファイルより変更することが可能です。

  • 出力場所
    C:¥Logs¥bbsAddressBookOnOff.log

利用ユーザー情報

ログインユーザー情報のCSVインポート・エクスポート実行時のエラーを以下に出力します。

  • 出力場所(コマンドラインより実行した場合)
    C:¥Logs¥bbshabcsv.log

Appendix

コマンドオプション(引数)一覧

階層情報・アドレス情報のCSVインポート・エクスポート

引数 説明
/I 階層・アドレス情報のインポートを実行する場合に指定します。
/E 階層・アドレス情報のエクスポートを実行する場合に指定します。
/DROP 階層・アドレス情報の一括削除を実行する場合に指定します。
/F インポートの場合、読み込むCSVファイルパスを指定します。
エクスポート場合、出力するCSVファイルパスを指定します。
/U 管理者ユーザーのメールアドレスを指定します。
/S サービスURLを指定します。(省略可)
省略した場合は、設定ファイル(HABImportExPortTool.exe.config)で設定した内容を使用します。
/L ログファイルの出力先を指定します。(省略可)
省略した場合は、設定ファイル(HABImportExPortTool.exe.config)で設定した内容を使用します。
/addressbookcode 複数アドレス帳の判別コードを指定します。(省略可)
エクスポート時に省略した場合は、すべてのアドレス帳データをエクスポートします。
CSVファイル内に[AddressBookCode]列があれば、該当のアドレス帳のみ使用します。
その場合は、引数を指定するとエラーになります。
※引数(/DROP)が指定された場合、必須項目となります。
※「デフォルト」アドレス帳の判別コードは「00000000000000000000」です。

複数アドレス帳の公開/非公開切り替え

引数 説明
/N アドレス帳を公開設定にする場合に指定します。
/F アドレス帳を非公開設定にする場合に指定します。
/C アドレス帳の判別コードを指定します。
※「デフォルト」アドレス帳の判別コードは「00000000000000000000」です。
/U 管理者ユーザーのメールアドレスを指定します。
/S サービスURLを指定します。(省略可)
省略した場合は、設定ファイル(HABAddressBookOnOffChgTool.exe.config)で設定した内容を使用します。
/L ログファイルの出力先を指定します。(省略可)
省略した場合は、設定ファイル(HABAddressBookOnOffChgTool.exe.config)で設定した内容を使用します。

利用グループ情報のCSVインポート・エクスポート

引数 説明
/I 利用グループ情報のインポートを実行する場合に指定します。
/E 利用グループ情報のエクスポートを実行する場合に指定します。
/UI 利用グループに紐づくユーザー情報のインポートを実行する場合に指定します。
/UE 利用グループに紐づくユーザー情報のエクスポートを実行する場合に指定します。
/S サービスURLを指定します。(省略可)
省略した場合は、設定ファイル(HABAddressBookGroupImportTool.exe.config)で設定した内容を使用します。
/U 管理者ユーザーのメールアドレスを指定します。
/G エクスポートするグループ名を指定します。
指定されない場合、全利用グループを対象とします。
/F インポートの場合、読み込むCSVファイルパスを指定します。
エクスポートの場合、出力するCSVファイルパスを指定します。
/L ログファイルの出力先を指定します。(省略可)
省略した場合は、設定ファイル(HABAddressBookGroupImportTool.exe.config)で設定した内容を使用します。